宝塔霊園・活動について

1991年頃、枚方市杉北町に「宝塔ペット霊園」が設立されました

 

宝塔ペット霊園は2017年1月半ばまで運営を続け、実際に火葬・埋葬を行い今までと変わらない営業を行っていたはずが、ある日突然閉園の形で宝塔ペット霊園は幕を閉じました。

 

「1月末に閉園します」との告知看板。そして「同年4月には更地にする工事撤去作業が入る」とのことを書かれた紙を看板代わりにして口頭ではなく現地でしか確認ができない告知の仕方でした。

 

 

そのためか、問題話題になったのは4月半ば。とあるご遺族の方が閉園の事実を知りSNSにて情報を広めてくださり、6月までに多くのご遺族の方、報道の方が訪れる場所となりました。

 

 

そして4月27日には近隣の「ひらかた動物霊園」様が行き場を失ったご遺骨たちを引き取り供養します。と手を上げてくださいました。

これまでに多くの宝塔利用者がひらかた動物霊園様にご連絡をして、またひらかた動物霊園様へ見学に行き、ご遺骨移動・墓地の移設に賛同しておりました。

ですが6月1日、「現地での埋葬がしたい」との声が上がりひらかた動物霊園様は移動移設の動きを一時ストップと致しました。

 

ひらかた動物霊園様は、ご遺族の声を大事にしてくださり、そう言った意向があるのであれば、強制的ではなく一時ストップという形でお待ち致します。とお話していただいております。

 

 

「現地での埋葬がしたい」と声を上げられたのは、地権者の方とご厚意にされている方で、現実に行くならば一番理想のことだとは思います。

 

ですが、宝塔跡地で供養塔等建設するにあたり大きな問題が山積です。

 

まずは、どこに埋葬するのか。問題が発覚した当初、お遺骨が置かれていた場所に埋葬してあげ供養してあげる。そして個別のお墓にいた場所にそのまま眠らせる。とお話しいただいておりますが、現実には大変厳しいです。

 

まずそこの土地にあれだけの子を埋めれるのか。地盤も緩み大変危険な状態の場所に全ての子を埋葬し、供養塔を建てるまでできるのであろうか。

 

そして次には建設にかかる費用です。すぐに用意ができる金額ではないと思います。それを元経営者に出させる旨交渉しても不可能だと思います。

 

もし出せるなら閉園した時に自分の権利がある土地に埋葬を行うはずですから。

 

自然葬の土地は地権者Aでも、今ご遺骨・祭壇があるところは元経営者の権利の土地ですから、閉園となった際に移動させ、埋葬し、供養塔を建てることができたはずです。

 

 

そして管理・清掃について。常駐とまではいかなくても定期的に掃除を行い、火元等管理される方が必要になります。それはどなたがされるのか。地権者Aとご厚意にされている方は、元経営者の息子にさせればいい。と豪語されておりますが、果たして本当に動いてくださるのか。今後のことを確証できないのであれば、実現できない事ではないでしょうか。

更には、その地権者Aの方は墓石を建てたり、人が立ち入り荒らすことを一番嫌がっており、墓石を建てなくても地権者Aの土地ギリギリまで人が踏み入れることに賛成するのかが問題になってきます。

 

すると仮に現地での埋葬が実現できても、この問題が付きまとい最終的にはお参りに行くことが不可能になる可能性だってあります。

 

 

どんなに現実的ではなく実行するには厳しい条件だとお伝えしても、なかなかご理解いただけない状況です。この方がひらかた動物霊園様にお願いする方向の意向を示していただけなければ前に進むことができません。

 

 ※ 上記は6月24日第一回会合にてご理解いただき、ひらかた動物霊園様へ移動する事に承諾していただけました。(詳しい会合内容は こちら )

 

 

私たち一般人では墓石を立ててあげることも、土地の確保も、どうやって業者を手配して…とわからないことだらけです。それに現実に行うならばかなりの費用が掛かります。

それでも先行してひらかた動物霊園様は動いてくださり、工事着工まで進めてくださっておりますので、一番早い動きとしてはひらかた動物霊園様へお願いをすることではないかと思います。

 

9月18日 無事供養塔が完成致しました。

砂利道だったところも舗装され、立派な供養塔が出来上がりました。完成様子はこちらから。

 

梅雨、暑い夏を乗り越えたお遺骨たちは2017年9月30日にひらかた動物霊園様へ移動し、法要・納骨ととても立派な式典を開き供養することができました。

宝塔霊園合同慰霊法要・開眼納骨式の詳細はこちらから。

 

 

宝塔霊園跡地は地権者の意向で11月末に完全立ち入り禁止となりました。

 

宝塔跡地がどのようになるのか。

これからは宝塔跡地の問題についてご意見等頂戴できればと思います。

 

宝塔跡地にはもう我が子が眠っていない。自然葬の為まだ眠っている。それぞれご家庭の事情はあるかとは思いますが、”宝塔があった場所”とだけでも思い入れがある方も大勢いらっしゃいます。

その方々の為にもできれば近くまで寄りお参りして、手を合わせる場所を設けていただけないかと、これからは交渉を進めていく次第です。

 

これまでの皆様の思いやご意見、これからもお伺いできればと思っておりますので、メールアドレスから、又は署名ページから頂戴できればと存じます。

 

 

 

長くお話しさせていただきましたが、問題発覚からこんにち(12月1日現在)に至るまで、多くの方々にご協力をいただき、無事ご遺骨たちは安らかに眠れる場所にたどり着くことができました。

ひらかた動物霊園様をはじめ、工事関係者様、供養してくださったご住職様、情報の拡散してくださった皆様、現地にてご協力いただいた皆様、報道関係者の皆様、多くの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

今後の活動については、皆様とご相談させていただきながら動いていければと存じておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

 

代表 山田

 

 

 

 

※ 連絡先について

 

ご署名については、当ホームページの署名からご記入のほどお願い申し上げます。

 

その他ご質問、ご相談、ご意見等ございましたら下記のアドレスまでご連絡ください。

メール:hotoreien.izokunokai@gmail.com

 

※ 以前は電話でも問い合わせは可能ですが、平日の日中は勤務しておりますので繋がりにくくなります。(080-9309-1040)

 

ひらかた動物霊園様は現在も運営をされており、自社の業務で多忙な時もございます。まずは山田までご連絡いただけますようお願い申し上げます。